2010年12月24日金曜日

きみの夢をみた

 つい最近、きみの夢をみた。実に4年ぶりだった。うれしかった。
 
 目が覚めたら夢だったことに寂しい気持ちになった。
 
 毎朝きみの写真に手を合わせるているが、今日はなおさら寂しさを誘うよ。

2010年6月15日火曜日

 ともだちの猫くんが姿をみせなくなって、5日目です。
 一年間、毎日欠かさず餌やり(雨の日は姿をみせないこともあった)をしていました。休日も仕事場に行き、あいさつを交わしていましたが、パッタリ姿をみせなくなりました。
 お腹が減ったら事務所まで来て、お腹が減ったよと要求できる猫くんだったのに、いったいどうしたのでしょうか? 昨日、今日と周辺を捜索しましたが、みつけることができませんでした。どう考えてもおかしいです。
 諦めることはしませんが、あとは待つこと以外できません。
 こういう日が来るかもという心積もりはありました。生死が確認できないので、元気でいると思うことにしました。
 ただ、わたしの喪失感は尋常じゃありません。目の上が日に日に重くなってきました。もうそろそろ限界です。元気でいると思うことにしているので、泣くに泣けない。どうしろっていうんだよ、まったく。
 ということで、精神的に参ってしまったので、ブログはしばらく休止します。

2010年6月12日土曜日

まいごのまいごの こねこちゃん(仔猫ではないけど。りっぱな成猫の雄です)
あなたのおうちは どこですか(野良なので、どこが家というより、テリトリーになるのかな)
おうちをきいても わからない(失踪しているので、心配です)
なまえをきいても わからない(名前を訊いても、返事がなかったので、あだ名をつけた)
ニャンニャン ニャニャーン(こういった連続的な鳴き声は聞いたことがない)
ニャンニャン ニャニャーン(こういった連続的な鳴き声は聞いたことがない)
ないてばかりいる こねこちゃん(今日で失踪から3日目になる。心配です)
いぬのおまわりさん こまってしまって(心配で、心配でしかたない)
ワンワンワンワーン ワンワンワンワーン(無事なら、ちょっと姿をみせなさい)










まいごのまいごの こねこちゃん(迷子というより、失踪した諸事情を知りたい)
このこのおうちは どこですか(失踪した諸事情が怪我や最悪な場合を想像すると、気が滅入る)
からすにきいても わからない(鴉に攻撃されていないといいが)
すずめにきいても わからない(スズメでも捕まえて食べてればいいんだけど)
ニャンニャン ニャニャーン(そういえば、餌をねだるときは餌を食べるまで連続鳴きをしていたかも)
ニャンニャン ニャニャーン(腹を空かしていないといいが)
ないてばかりいる こねこちゃん(心配だけど、どうしようない)
いぬのおまわりさん こまってしまって(いつものように口笛で呼んでいるけど、居ないようだ)
ワンワンワンワーン ワンワンワンワーン(明日の朝には何事もなかったように、ちょこんと座っていてほしい。元気なら、姿をみせろよ、ともだちだろ)

2010年6月7日月曜日

マイノリティ・リポート

 最近、面白いもの? を自作していました。電子工作ではなく、かなりローテクノロジーなもの……それは、Rear-Car(和製英語)スクーター牽引用です。
 直接カタカナで表記しないのは、依頼されて作ったので、わたしの所有するRear-Carではないなどの諸事情により、検索で引っ掛かりたくないためです(なんだか矛盾していますね。それと、心配するほど訪問者もいませんが)。
 相談されて、面白そうだったのでお受けしました。一生に一度だけの仕事だと思っています。というか、もう作りたくありません。
 パイプを切って仮付けして、溶接屋さんに本付けをしてもらう。という流れで、それを数回繰り返して完成。
 パイプの曲げも溶接屋さんにお願いしました。パイプベンダーって凄いですね。いとも簡単に指定した角度に曲げてしまうのを目の当たりにして、パイプベンダーに惚れてしまいました。製作の前段階でパイプベンダーも利用可能なのを計算にいれていたら、溶接箇所も減って、もっとスッキリした形に仕上がっただろうなあ。普段は別の仕事でフル稼働しているようなので、パイプベンダーのセッティングを変えて本業の邪魔は出来ないので、現実的には無理だったろうけど。 
 ブログのネタにするつもりがなかったので、製作過程は写真に撮っていません。無事に完成したらホッとしてブログのネタしてみようかという余裕がでました。が、完成してスクーターに取り付けた雄姿を安心しすぎて撮り忘れてしまいました(こっそり、ひっそりとやっているブログなので許可をもらうのもあれなので、どちらにしろ雄姿をお見せすることは無理かな)。
 強度的にはかなり頑丈です。ちょっと補強をしすぎたかな。そのぶん重くなってしまったようです。次回はもう少し考えよう。次回はないけど。
 連結器も自作しました。頑丈だけど、重すぎました。次回はもう少し考えよう。次回はないけど。
 苦労したところは、図面なしで現物あわせで製作したところ。サンダーで沢山のパイプや厚手の鉄板を切ったのでサンダーがお陀仏になりました。仮付けの溶接をサングラス(溶接面で行いましょう)で行ったので顔の皮がボロボロになりました。
 塗装は、上塗りできる亜鉛メッキ塗装を下塗りし、その上に普通の塗装(上塗りする塗料は、油性禁止と注意書にありました)をしました。色は依頼された色にしようとしましたが、調色に失敗して微妙な色になってしまいました(塗装も失敗してます)。色は勘弁してもらいました。連結器は可動部分が危険なので、注意してくださいという意図で、注意を喚起する色にしました。
 スペアタイヤと、テールランプは製作途中で頼まれました。面白そうなので追加作業を行いました。
 タイヤを付けてみると、意外なほどに軽く動きます。実際にスクーターに取り付けテストをして試運転をしてみました。問題なさそうです。ホッとしました。ただ、Rear-Carと連結器が少しだけ当たるところ(走行上の問題はない)があるので、不要なタイヤチューブを帯状に切って干渉部分に巻きました。けっこう帯状ゴムが余ったので、塗装が剥がれやすそうな部分にも巻いてみました。

 数日前が納車? でした。車体側の配線の処理をすませ、いざ最終試運転。連結器の左右に振れる機構が、走行の安定性を妨げることが判明したので、この機構を固定。これにより走行安定性がかなり改善。さらに連結部分を余った帯状ゴムで巻くことにより、ガタツキが無くなりました。納得のいくまで調整をして完了。お客様は色以外はとても気に入ってくれました。苦労が報われる瞬間です。
 製作過程を写真に撮っておけばよかったと今になって思いましたが、製作中は精神的余裕がまったくありませんでした。そういえば、溶接をしてくれたMちゃんが携帯で写真を撮っていたので、溶接完了時の写真をメールしてもらいました。これならお見せしても大丈夫だろう。









 これでRear-Car製作のマイノリティ・リポートを終了します。
  面白かったけど、もう二度とRear-Carは作りたくありません。サイドカー的なものは作ってみたいけど。
 最後に、Mちゃんが溶接を受けてくれたので完成できました。本当にご協力ありがとうございました。

 ちなみに、法律上では、原動機付自転車での牽引は特例として認められています。ナンバー登録も必要ないとのこと。最高時速は25km/hまでです。安全マージンを考慮すると道交法ではそうなるだろう。積載重量は120kg以内だそうです。
 それとRear-Carはサイドカーをみて、日本風にアレンジされたものらしい。大八車から発展したのがRear-Carであるという説もあるようです。一番もっともらしい説は大八車とサイドカーの利点を融合して誕生したのがRear-Carだというもの。諸説あるようです。

2010年6月1日火曜日

検索ワード:「高野豆腐が茶色になった」

 今日、アクセス解析をみて笑ってしまった。訪問者の検索ワードが「高野豆腐が茶色になった」なんですもん。訪問していただいた方、お役に立てないブログですまん、すまん。わたしを笑わせてくれてありがとう。ネタにしてすまん、すまん。
 
 検索ワード:「高野豆腐が茶色になった」で遊んでみる。

 その昔、高野豆腐はピンク色だった。なぜなら、高野豆腐が好きな色がピンク色だったからです。その昔は高野豆腐がピンク色で困る人も居なかったので、ピンク色を身にまとっていました。時には黄色、緑色、青色にもなりました。
 しかし、高野豆腐を脅かす存在が現れはじめました。台所用スポンジです。誤ってスポンジを料理して口にする人が続出しはじめると、何故かスポンジではなく、昔から存在している高野豆腐が槍玉にあげられてしまいました。
 審議の末、高野豆腐の色が決められました。高野豆腐の意見はまったく聞き入れられず、もっとも嫌いな地味な茶色に決定してしまったのです。これが高野豆腐が茶色になった理由です。
 これを嫌った一部の高野豆腐たちは逃げ出しました。彼らは“荒野豆腐”と呼ばれています。最近では滅多に目にしません。ヤフオクでも出品されたことはないそうです。
 噂では、スミソニアン博物館の地下倉庫にピンク色の高野豆腐が保管されているそうです。
 黄色、青色、緑色、赤色の高野豆腐が東北地方のどこかに生息しているという噂もあります。鳴き声は小さく、「トウフハコウヤ、トウフハコウヤ」と鳴いていたという報告も寄せられているそうです。
 あなたのお宅の台所用スポンジは本当にスポンジですか? それは荒野豆腐かもしれませんよ? 夜中に台所から「トウフハコウヤ、トウフハコウヤ」とささやくような鳴き声がしませんか?

2010年5月10日月曜日

いさましいちびのトライスター

 いさましいちびのトライスターは、10年以上前に一度だけご主人に使われたきり、元の箱にしまわれ押入れの片隅でさみしくて泣いてばかりいました。
『ぼくはスーパーファミコンさんと協力して、ファミコンカセットさんと遊べるのに…… ただ、ファミコンカセットさんと遊ぶ場合に限ってコンポジット出力(初代のファミコンさんはRF出力)しかできなくって、ご主人はとても悲しい顔をしてぼくを箱に戻して……』暗く湿気っぽい押入れの中で10年以上もつぶやいていました。
 いさましいちびのトライスターはこんなこともつぶやいていました。
『ご主人は、タイトラーさんを分解して、ニューファミコンさんを改造してRGB出力化しているのは知っているんだ。だからぼくのことをなおさら用なしだと思っているのも知っているんだ(ひょっとすると忘れられているのかも)。だけど、いつかぼくを使ってくれる日がくるかもしれない。ぼくは絶対にくじけないよ!』
 こんなに健気ないさましいちびのトライスターの願いがついにかなう日がやってきました。

 ご主人がスーパーファミコンジュニアさんを改造するときに海外のファミコンさんたちを調べていたところ、こんな動画を見て、「試してみたい」とつぶやいて、海外の青い目をしたスーパーファミコンカセットさんをお家に連れてきました。ただ、青い目をしたスーパーファミコンカセットさんは角張っていませんでした。勢いで連れてこられた青い目をしたスーパーファミコンカセットさんは北米からのお客さんではなくヨーロッパからのお客さんだったのです。
 ご主人は「間違えてヨーロッパ版を買っちゃったけど、これなら日本のSFCカセットと同じ形だからなにも加工しなくてもいいんじゃないのか。うふふ」といってスパーファミコンジュニアさんに青い目をしたスーパーファミコンカセットさんを差し込んでみました。
『おれにヨーロッパのスーパーファミコンカセットさんをさしても無理だよ』と、スーパーファミコンジュニアさんがぼやいています。
「あれ? 映んないじゃん。RGBだからなの? ん? コンポジットでも映んないじゃん。うわー北米版じゃないと駄目なのか。がっかりだよ」
『はやくぼくのことを思い出してよ、ご主人様。いさましいちびのトライスターを思い出してよ』と、ぼくは願いました。
 暗く湿っぽい押入れが久しぶりに開かれました。一筋の光を微かに感じたいさましいちびのトライスターは喜びを抑え切れません。ご主人がぼくが入った箱を持ち上げた瞬間、やっとぼくがご主人の役に立てると思ったらうれしくて泣いてしまいました。

 いさましいちびのトライスターは、ご主人の満足そうな満面の笑みをみて、10年以上の長きにわたる暗く湿気っぽい押入れ時代は終わったんだとしみじみと実感しているのでありました。
 これでいさましいちびのトライスターの物語はおしましです。

※補足:FCおよびNESのカセットではコンポジット出力しかされません(初代FCではRF出力のみでした)。
 SFCおよびSNESのカセットでは、コンポジット、S端子出力はもちろんのことRGB(21ピン端子)出力が可能です。
 ネタ元は「いさましいちびのトースター」というSFです。読んでも所有もしていません。ごめんなさい。


SONY製LMD-9050でドラクエ7をRGB接続で遊ぶためのドラクエ7より楽しい電子工作

2010年4月26日月曜日

ともだち

 わたしのともだちを紹介します。去年の6月頃のブログで親子の猫のことを書きましたが、仔猫が4匹居て、急に姿を見せなくなったということを書いたきりでしたが、実は、4匹の仔猫の内の1匹(警戒心の強い個体)だけが戻ってきて、それから餌やりをしていましたが、野良の仔なので、全然仲良くしてくれませんでした。
 それから1ヶ月、猫じゃらし草などで遊びに誘っても、警戒(興味はある)して一定の距離を保ったままでいました。
 それから数ヵ月後に何とか仲良くしてくれました。それからは日に2,3度の挨拶をしています(ねこなで)。
 ともだちの名前は知りません。性別は雄です。もっぱら呼ぶ時は口笛です(呼んでも9割がた無視される)。携帯で写真を2枚ぐらい撮ると逃げます。高い所が好きみたいです。寝転がっているところに腕を持っていくと、前足で腕を掴み、後足でキックを繰り返します(どういう意味があるのかな)。紙をクシャとしたボールを投げると、尻を振ってから紙ボールに突撃します(最近は無視されます)。雨の日は挨拶に来ません(どこに行っているのかな)。近所の猫とも交流があるようで、知らない猫と屋根で日向ぼっこしていたりします。「車には気をつけるんだよ」といっていますが返事がありません。





2010年4月7日水曜日

SFCJr.をMODするが……

 最近、寝る前にSCPH130をモニターにしてSFCの“ドラクエⅥ”をまったりプレイしています。
 映像にこれといった不満はなかったのですが、SFCJr.をRGB出力化(一応S出力化も)すればもう少し綺麗に映るという情報を目にしました。より綺麗になるなら試してみたいというのが人情というもの。
 さっそく入手して、改造をしてみました。とはいっても、改造方法を詳細にしているサイトが見つからない…… すぐに検索で引っ掛からないほうがやる気になるんですが。検索ワードを“SNES2 RGB”にしてみると海外のサイトやフォーラムが引っ掛かりました。
 これを元に、理解しないまま適当に完成させて、テストしてみました。
 ……少しだけ綺麗になったのかな? プラシボー効果なのかも。SCPH130をモニターにしているから差が分かりづらいのかも? と、いうことで、モニタをKX29-HV3に換えて確認してみました。逆にSFCと差が無いように見えます。冷静に判断すれば、(よく見れば差異があるかもしれませんが)無意味な改造だという結論に達しました。改造方法の細部が不明(電子工作の素人&理解力がない&英語がちんぷんかんぷん=阿呆)で、適当に改造したので差が無い可能性も否めませんが。
 それと、75Ωでは気持ち明るすぎるようなので(SCPH130使用時。KX29-HV3では75Ωでも差が無いです)、半固定抵抗で調整可能にしました。
 というか、久しぶりにSFCをKX29-HV3で見ましたが、ドットが粗いですね。

 回路構成は、
・半固定抵抗×5個(90Ωに調整してみました)
・電解コンデンサ220μF×1個
・セラミックコンデンサ100nF(68nF)×1(と指定されていましたが、手持ちのフィルムコンデンサ0.1μFにしちゃいました)
・47pF×5個(ノイズ除去用? これはいらない?)よく分からないままGNDに落としています。
 ユニバーサル基板で適当に作りました。SFCJr.内の空きスペースの左右にR,G,BとS端子を振り分けました。
 理解しないまま適当に作ったので、何か問題があるかもしれませんね。
 せっかく作ったので、しばらくはSFCJr.でドラクエⅥをプレイしてみることにします。
 なお、わたし自身が理解していなく、本当に適当なので、詳細をお知りになりたい方は“SNES2 RGB”などの検索ワードで、海外のサイトやフォーラムをご覧いただき、ご自身で判断し、改造に踏み切る場合は自己責任で!

 追加で電源スライドスイッチの近くに、余っていた青色LEDを付けてみましたが、光を透過しないのね。スイッチの隙間から光が漏れるから、まあいいかな。


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2010年3月25日木曜日

シンクチップクランプの回路の変更(LM317)

 シンクチップクランプの回路を変更してみた。
 1S2076を8本使用していましたが、調整可能にしてみようかな? どうすれば電圧を可変できるかな、と、興味本位で検索すると、LM317でそういう回路が出来そう。
 早速、適当な空中配線で組み上げ太い熱収縮チューブで絶縁してRGBアンプに無理やり収めました。
回路構成は、
・LM317T
・120Ω
・500Ω(半固定抵抗)
・1N4002×2(必要ないかも)
・10μF電解コンデンサ
・0.1μF(パスコン)
・1S2076×4(R,G,Bに各1本+1本)
 こんな感じです。
 調整範囲は0~3V位になっていると思う? 1S2076を繋げる前には下限が1.3V位だったので、多分これくらいになると思う。とにかく適当です。
 半固定抵抗をケースに固定して、ケースを開けずに調整可能にしました。
 早速テストしてみました。電圧をMAXにすると白飛び気味。下限から半分くらいの電圧では明るさの変化はない。急激に調整すると、一瞬、画面全体が白みを帯びるが、潮が引くように落ち着く。とりあえず5時間くらい放っておいたが問題なさそうなので、一応成功なのかな?
 結論は、1S2076だけで問題ないので、こんな回路構成にする必要はない。業務用モニタなどと、SCPH130を併用する場合には有効かもしれない。
 配線がさらに増え、ギュウギュウになってしまい、ケースを開けたり閉めたりしているとそのうちにショートしてしまいそうだから、RGBアンプはもうこれ以上弄らないことにした。

※関連するリンク
2年前のネタの推測的補足って……



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2010年3月14日日曜日

自作RGBアンプ(NJM2267)をSCPH130で使用して満足な結果がでました

RGBアンプ(NJM2267)を自作してみました。前回の続きのようなものです。前回の更新の時には既におおよそ完成していたのですが、駄文を起こしていなかったのと、今一歩な状態でしたので、足掻いていました。最終的に良い結果が昨夜確認できましたので、その経緯を急いで駄文に起こしてみました。なにぶんノイズの多い駄文ですが、適当に拾い読みしてください。

 目的は、SONY純正のPSone液晶(SCPH130)をRGB(21PIN)接続で、他のゲーム機などで汎用利用するためです。
 当方が所有するゲーム機の、RGB化N64(これは既に解決済み。前回の更新を読んでみてください)RGB化GC,DCをSCPH130にRGB接続しても、黒潰れが酷く使用には堪えないことから悶々としていて(結果的には1年間ぐらい悶々としていました)、暇をみては検索したり、CXA1645で問題を解決しようとしたり(これは自分のスキルがなくあえなく失敗。しかも2回も……)していて、SCPH130に弄ばれていましたが、ようやくこれらの問題を解決できました。
 失敗したCXA1645を利用したエンコーダーで自信を無くしていましたが、これがかえって良い経験になったようです。電子工作全般の知識はいまだにぼんやりしかありませんが、ほんのちょっぴりだけは向上したのかな? 

 そろそろ本題に戻ります。
 生基板が余っていたので、基板は自作してみました。ケースもABS板で自作してみました。ただ、無計画で現物合わせな自作なので、仕上がりは美しくないですし、配線などもゴチャゴチャになってしまいました。まあ、機能してくれれば良いかなというノリです。
 はじめにケースを適当なサイズで作ったら高野豆腐(ABS板が茶色なので)みたいになってしまったので、切って貼ってをして少しはマシな形にはなりましたが、欲を言えばもう少しコンパクトなサイズにしたかったなあ。ケースの色は面倒になってしまったので、白いサフェーサーを塗装して終了。
 電源ジャックの穴は反対側に開けてしまったので、透明なプラリペアで穴を埋め、電源確認用のLEDを仕込んだのは内緒です(光が強く目に障るのでLEDをヤスリで削り光を拡散しました)。
 RGBアンプ(NJM2267)もかなり適当に作ったので、パスコンも適当な追加方法ですし、基板を小さくカットし過ぎてケースに固定する穴もきわどい位置になりました。
 電源は、RGB21PINコネクタ内の11番ピンのAVコントロール信号(+5V)を利用するつもりでしたが、PSoneからの電源+7.5Vを、三端子レギュレター(7805)で+5Vにして供給することにしました(失敗したCXA1645を利用したエンコーダーから部品を再利用)。これはユニバーサル基板で作りましたが、ケースを切って貼ってをしていたらケースに収まらなくなり、基板を使用しない空中配線で作り直しました。絶縁は太い熱収縮チューブで。
 追加作業として、ケース内側にシールド効果を期待して、銅箔テープを適当に貼りました。

 





 なんとか完成して、早速テストしてみることに。
 まずは、GC(RGB化)で試してみました(使用ソフト:ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス)。アンプ有り無しでこんなに変るのかというぐらいの違いがでました。
 ただし、“ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス”は、映画的な映像なので? つまり暗部階調の多用というんでしょうか? もう少し改善すれば実用できそうです。
 その他のソフトでも試してみました。“ゼルダの伝説 風のタクト”でも暗部の諧調があまりよくありません。もう少しなんだけどなあ。
 それから、すでにRGBアンプを内蔵したN64(RGB化)でも試してみました。発色は良くなりましたが、黒潰れが起こりました。RGBアンプを内蔵したN64での使用は逆効果でした。LM1881で同期分離するだけで十分ですね。
 普通に映っていたSFCでも使用してみましたが、黒潰れが発生してしまいます。

 それから数日後……
 NJM2267にはR,G,Bだけでなくコンポジット信号も通しているので(1回路余っていたのでモッタイナイという理由で使いました)これが駄目なのかな? 試しにNJM2267を通さないでスルー接続をしてみると……完璧な映像です。これが望んでいた映像です。暗部の階調も完璧です!
 ところが……“ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス”のオープニング映像をループ再生させていると、暗部の階調が徐々に悪くなり、三度目のオープニングでは黒潰れが致命的なぐらいになります。RGBアンプの電源を切って再度電源を投入すると完璧な状態に戻ります。N64でもテストしてみましたが、やはり同じ症状になります。ということは、RGBアンプに原因があることになりますね。
 ここでお手上げ状態です。完璧な状態を知っているだけに、諦めがつきません。困ったときは検索、検索。“黒レベル、バックポーチ、クランプetc……”よく分からないですが、黒レベルをクランプ? させればいいようです。
“家庭用ゲーム機をRGBモニタで。(nkmm the Metal )”というサイト様で簡単な対処法が記載されていました。ありがたや、ありがたや。
 業務用RGBモニタでの対処方法のようですが、“1S2076”というダイオードを複数個追加するだけなので、なんとかケースに収まりそうですので試してみます。結果や如何に!?

 さらに、それから数日後……
 1S2076(日立製)が届きましたので、テストしてみました。7805から電源を取りました。都合8本の1S2076を使用しました。あと1本足しても良さそう。それとこういう方法(R,G,Bにある一定の電圧を掛け黒レベルを安定させる)を“シンクチップクランプ”というようです。
 結果は、完璧でした。黒レベルをクランプさせる前よりも、さらに上をいく完璧さです。その完璧な状態を維持し続けます。暗部の階調も完璧です。
N64(RGB化)でも、RGBアンプが不要なSFCでも試してみましたが、黒潰れは発生しません。不自然な色合いや映像の劣化も無さそうです。形はあれですが、ゲーム機によってRGBアンプを着脱する必要はありませんね。多分。
 電源をRGB21PINケーブルから取り、AVマルチアダプタの中身を除いてしまえば、NJM2267×2,LM1881,電解コンデンサ,抵抗,その他ぐらいなら収まるでしょう。多分。
 それと1S2076を8本使用して5Vの電圧を落としていますが、5本を直列に繋ぎ、R,G,Bに各1本の使用をしているので、合計で8本使用しています。気持ち明るいので、5本直列しているところにもう1本追加してもよさそうな気もします。現状では、おそらく0.8~1.4V位の電圧がクランプ電圧になっているのかな? 気持ち明るいのはOSDでコントラストなどを調整するだけで収まる範囲だろうということで、1S2076の追加はしていません。
 これで“SCPH-130”をRGBで汎用化という念願がかないました。ちなみにDCでは試していません。(※追記DCでも試してみました。バッチリ映ります。RGBアンプの必要のないRGB化NewFCでも何ら問題ありませんでした)押入れから出すのが面倒なので。これをもって“SCPH-130をRGBで汎用化”は完了です。
 わたしなりのSCPH-130の汎用化はブログ内に分散しているので、気が向いたらまとめてみようかな。今回は携帯で写真を撮ったのですが、ピンボケすぎるので写真は一枚だけ。まとめ的なものができたら一緒に写真もアップロードします。
 
 注意的なもの。
 わたしは永遠の電子工作初心者なので、つまり阿呆なのですが、いまだに電子工作全般について分からないまま、あやふやな工作しかしていません。この電解コンデンサーはどうして必要なのか? どうしてこの抵抗値の抵抗なのか? 理解しないまま、あれとこれを組み合わせればこんな機能をするんだ。と、色々なサイトを見て真似るだけなので、いわゆる応用が利きません。ですので、このブログの全ての情報は信用に値しません。いい加減で適当です。

※まとめ的なものを作るのが面倒そうなので、とりあえず写真を追加してみます。
写真の写りが良くなくいまいちですが、白飛びも無く実際はもっと綺麗な映像です(RGBアンプ使用時)。

※追記
 シンクチップクランプ回路の追加で、気持ち明るいのは、OSDで調整をしました。
コントラストの数値:B9を数値:AAに変更しました。コントラスト調整の幅はかなりあり、数値:AAの状態から増減可能です。お好みで調整してみてください。
 ちなみに数値を変更される場合には元に戻せるように元々の数値を必ずメモしておきましょう。

 RGBアンプを付けたまま、PS,NewFC(RGB化),SFC,N64(RGB化),GC(RGB化),SS,DCのゲーム機に使用してみましたが、各ゲーム機ごとにコントラスト調整の必要はありませんでした。当然ですが、それ以外のゲーム機は所有しておらず、確認することはできません。

  もっと簡単な対処法は、シンクチップクランプ回路(回路とはいうものの、本当に簡単)と、できれば同期分離回路(LM1881)だけをAVマルチアダプタに内蔵すればRGBアンプは必要ないかもしれません。試していないので、真偽のほどは分かりませんが。
 空中配線で絶縁さえ気を付ければ低コストで可能なので、試してみるのもいいかもしれません。
 当方は一切の保証も責任も出来ません。あくまでも自己責任でお願い致します。



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2年前のネタの推測的補足って……










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2年前のネタの推測的補足って……



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2010年3月9日火曜日

モテアソバレル

 性懲りも無く“SCPH-130”を汎用化すべく弄っています。
 N64(RGB化)とは相性が悪く、微妙な具合でしたが(黒が潰れる)、簡単な対処法がありました。

 対処法の前に、N64(RGB化)の仕様を記載しておきます。2SC1815BL様で頒布していただいた、NJM2267を使用したアンプキットでRGB化しました。
 以前はこういった電子工作の知識がまったく無く、キットを利用していましたが、まだ解らないことだらけですが、今はぼんやり理解できるようになりました。

 RGB21PINケーブルの仕様は、N64内に内蔵したRGBアンプがあるので、コネクタ内の電解コンデンサを殺してあります。

 N64とRGB21PINケーブルは前述の仕様で、SCPH-130との接続は、入力端子をRGB21PINメスに変更したAVアダプタを介してRGB接続をしています。RGB21PINメス→AVマルチアダプタメスの結線は、
これ と同じ仕様です。
 確認用のソフトは「ゼルダの伝説 時のオカリナ」です。以前は、オープニングのシーンで洞窟にカメラがズームしていく場面で、黒が潰れてしまっていました。
 今回は簡単な対処法で黒潰れがだいぶ改善できました。簡単な対処法とは、“ビデオシンクセパレータLM1881”を利用したものです。
 一般的に家庭用ゲーム機のRGB21PINケーブルの同期信号はコンポジット信号を利用しています。家庭用TVモニターではまず問題になることはありません。が、“SCPH-130”ではS端子のY信号からの同期信号を利用しています。ですので、RGB21PINケーブルで汎用利用しようとすると“SCPH-130”が要求している同期信号よりもノイズの多いコンポジット信号になります。
 そこで、コンポジット信号をLM1881に通して純粋な? 複合同期信号にしてみました。結果はおおむね良好です。「ゼルダの伝説 時のオカリナ」のオープニングのシーンで、洞窟にカメラがズームしていく場面での黒潰れはなくなりました。比較写真を撮るのを忘れましたが(そのうちに比較写真を撮ります)。
 LM1881で必要な電源は、RGB21PINケーブルコネクタ内の11番ピンのAVコントロール信号(+5V)を利用しました。ユニバーサル基板で組み上げ、ショートしないよう太い熱収縮チューブでユニット化して、RGB21PINメス側の空きスペースに設置しました(LM1881 x1個,680kΩ x1個,0.1uF x2個だけでできる簡単な回路なので、ユニバーサル基板がなくても、空中配線でも可能なのでAVマルチアダプタに内蔵することも可能だと思います)。念のためにABS板を下に敷き絶縁処理を万全にしました。









 GC(RGB化)は、ほんの少しは改善しましたが、使用には堪えないレベルでした。DCは試していません(多分駄目だと思います)。
 どちらもメーカー非公式の接続方法なので、潔く諦めるのがいいでしょう。
と、言いつつアンプ(NJM2267)を噛ませれば何とかなるかも……などと思ったりしていて、諦めが悪いんですが。

 本当はCXA1645を利用したエンコーダーで一気に問題を解消しようと目論んでいたのですが、苦労して、生基板から作ったエンコーダーが機能しない…… もう一度作り直したのですが、駄目でした…… もっと電子工作の知識と腕を上げないと無理ですね…… そのエンコーダーで利用したLM1881を基板から剥がして試しに、どうなるか、というのが今回のネタでした。

 CXA1645を利用した自作のエンコーダーはいずれ再々挑戦するとして、もう一つ既製品を改造する方法を思いついたので(難易度はかなり低そうなので
)、そのうちに弄ってみようかな。うまくいったらブログのネタにします。その前にアンプ(NJM2267)を自作してみて試してみるつもりです。
 どちらも“SCPH-130”を汎用化する目的でのものです。“SCPH-130”を弄ぶ(モテアソブ)つもりでしたが、現状は弄ばれている状態です。いずれにしろ永遠の電子工作初心者のわたしには、“SCPH-130”がよい遊び相手になってくれています。


※関連するリンク
自作RGBアンプ(NJM2267)をSCPH130で使用して満足な結果がでました



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2年前のネタの推測的補足って……



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2010年2月16日火曜日

“ブログのネタの下書きの抜粋”

 CXA1645を利用した、ある電子工作をしていました。完成したらブログのネタにしようと思っていました。ですが、失敗してしまい、まさに“orz”状態です。原因がわかりリベンジすることにしました。無事に完成したら? 事の顛末とともにブログのネタとします。  下記のネタは“CXA1645を利用した、ある電子工作”が一段落してあとはテストするだけという段階で、よもや失敗するとは思ってもいない気力が充実している時に“ついでに作ったもの”です。ついでに作ったものは成功して……  ブログをしばらく更新していないので、“ブログのネタの下書きの抜粋”という訳の分からないものでもいいかという安易な更新です。 ここから“ブログのネタの下書きの抜粋”です。  CXA1645Pの入手が非常に困難らしく、2SC1815BL様で頒布されていた“Newファミコン マルチAV化キット”は、現在CXA1645Pなしで頒布されているようです。  わたし自身もこちらでキットを購入させていただきましたので、よくわかるのですが、CXA1645Mを利用しようとすると格段に難易度が上がります。電子工作初心者には辛いですね。そこで覚えたての基板作りで反省点を踏まえ、余った生基板を利用してCXA1645MをCXA1645Pに変換させてみようかと挑戦してみました。これは難しかったです。スルーホールは、ほんの少しの工夫でうまくいくことがわかりました。  なんとか1個作りました。テストもして問題ないことがわかりました。これは予備として保管しておこう。

SONY製LMD-9050でドラクエ7をRGB接続で遊ぶためのドラクエ7より楽しい電子工作