性懲りも無く“SCPH-130”を汎用化すべく弄っています。
N64(RGB化)とは相性が悪く、微妙な具合でしたが(黒が潰れる)、簡単な対処法がありました。
対処法の前に、N64(RGB化)の仕様を記載しておきます。2SC1815BL様で頒布していただいた、NJM2267を使用したアンプキットでRGB化しました。
以前はこういった電子工作の知識がまったく無く、キットを利用していましたが、まだ解らないことだらけですが、今はぼんやり理解できるようになりました。
RGB21PINケーブルの仕様は、N64内に内蔵したRGBアンプがあるので、コネクタ内の電解コンデンサを殺してあります。
N64とRGB21PINケーブルは前述の仕様で、SCPH-130との接続は、入力端子をRGB21PINメスに変更したAVアダプタを介してRGB接続をしています。RGB21PINメス→AVマルチアダプタメスの結線は、
これ と同じ仕様です。
確認用のソフトは「ゼルダの伝説 時のオカリナ」です。以前は、オープニングのシーンで洞窟にカメラがズームしていく場面で、黒が潰れてしまっていました。
今回は簡単な対処法で黒潰れがだいぶ改善できました。簡単な対処法とは、“ビデオシンクセパレータLM1881”を利用したものです。
一般的に家庭用ゲーム機のRGB21PINケーブルの同期信号はコンポジット信号を利用しています。家庭用TVモニターではまず問題になることはありません。が、“SCPH-130”ではS端子のY信号からの同期信号を利用しています。ですので、RGB21PINケーブルで汎用利用しようとすると“SCPH-130”が要求している同期信号よりもノイズの多いコンポジット信号になります。
そこで、コンポジット信号をLM1881に通して純粋な? 複合同期信号にしてみました。結果はおおむね良好です。「ゼルダの伝説 時のオカリナ」のオープニングのシーンで、洞窟にカメラがズームしていく場面での黒潰れはなくなりました。比較写真を撮るのを忘れましたが(そのうちに比較写真を撮ります)。
LM1881で必要な電源は、RGB21PINケーブルコネクタ内の11番ピンのAVコントロール信号(+5V)を利用しました。ユニバーサル基板で組み上げ、ショートしないよう太い熱収縮チューブでユニット化して、RGB21PINメス側の空きスペースに設置しました(LM1881 x1個,680kΩ x1個,0.1uF x2個だけでできる簡単な回路なので、ユニバーサル基板がなくても、空中配線でも可能なのでAVマルチアダプタに内蔵することも可能だと思います)。念のためにABS板を下に敷き絶縁処理を万全にしました。
GC(RGB化)は、ほんの少しは改善しましたが、使用には堪えないレベルでした。DCは試していません(多分駄目だと思います)。
どちらもメーカー非公式の接続方法なので、潔く諦めるのがいいでしょう。
と、言いつつアンプ(NJM2267)を噛ませれば何とかなるかも……などと思ったりしていて、諦めが悪いんですが。
本当はCXA1645を利用したエンコーダーで一気に問題を解消しようと目論んでいたのですが、苦労して、生基板から作ったエンコーダーが機能しない…… もう一度作り直したのですが、駄目でした…… もっと電子工作の知識と腕を上げないと無理ですね…… そのエンコーダーで利用したLM1881を基板から剥がして試しに、どうなるか、というのが今回のネタでした。
CXA1645を利用した自作のエンコーダーはいずれ再々挑戦するとして、もう一つ既製品を改造する方法を思いついたので(難易度はかなり低そうなので
)、そのうちに弄ってみようかな。うまくいったらブログのネタにします。その前にアンプ(NJM2267)を自作してみて試してみるつもりです。
どちらも“SCPH-130”を汎用化する目的でのものです。“SCPH-130”を弄ぶ(モテアソブ)つもりでしたが、現状は弄ばれている状態です。いずれにしろ永遠の電子工作初心者のわたしには、“SCPH-130”がよい遊び相手になってくれています。
※関連するリンク
自作RGBアンプ(NJM2267)をSCPH130で使用して満足な結果がでました
※関連するリンク
2年前のネタの推測的補足って……
SONY製LMD-9050でドラクエ7をRGB接続で遊ぶためのドラクエ7より楽しい電子工作
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