2014年7月7日月曜日

ボディーイメージ

 先日、YouTubeで“特命リサーチ”というのを暇つぶしにみた。この番組はオカルト的現象などを科学的な切り口で検証する。というもの。
 わたしはこういう切り口が合っている。幽霊とかUFOとかそういう現象を鵜呑みにしたくないタイプなのである。だいたいUFOとは“未確認な飛行する何か”なのだからね。大半の方はそれをわかった上で楽しんでいるので興ざめすることをここでうだうだ書くつもりはない。
 本題は『ドッペルゲンガーの正体を調査せよ』というもの。この回の結論としてドッペルゲンガーの正体は、ボディーイメージという身体的感覚が狂ってしまうということにあるらしい。
もう少し詳しく書くと、脳の側頭葉と頭頂葉の境界領域がボディーイメージを司るらしい。片頭痛持ちの方に多いということを科学的に検証している。それ以外に説明が付かない現象もあるがこれは追って報告するとしている。じつにスマートな番組構成である。
 わたしが興味をもったのは、ドッペルゲンガーではなく、ボディーイメージの方である。誤解のないように書くとダイエットで必要とされている、なりたい自分のボディーイメージではない。自分自身の身体的感覚の方である。ただ、ダイエットのそれもまったく別物であるとも言い切れなく、大きなくくりでは同カテゴリーに入るものなような気がする。

 自身の肉体と脳が作り出すボディーイメージがきちんと合っている場合は日常生活に困ることはない。そもそもボディーイメージそのものを知らなくても脳が勝手に機能しているのだから問題ない。
 ボディーイメージそのものについての学術的なものは阿呆なわたしが書けるものではない。わたしが面白そうと思ったことをつらつら書いてみようと思う。

 ボディーイメージはなくてはならない脳の機能だと思われる。“箪笥の角に足の小指をぶつけて痛い”というのは誰しも経験したことがあるでしょう。これは小さなボディーイメージのエラーということになる。舌先を誤って噛んでしまうとかもこれに当たる。これに類することは意外に多いように思う。
 優れたボディーイメージもいろいろあるな。わたしには出来ないことだが、PCのブラインドタッチなんかはこの潜在能力によるものの代表なのだろう。編み物とかサーカスの曲芸とかそれは枚挙にいとまがないことと思う。
 優れたボディーイメージ(潜在能力)をいろいろ考えていたらこの能力は訓練で鍛えることが可能だということが推測できる。ただしボディーイメージだけでは無理なことも多々あり、あくまでも人間の能力の一部と捉えるのが自然だろう。
 あとこのボディーイメージについておそらく関連するのは、自転車とかオートバイとか車の運転だと思う。運転はボディーイメージを訓練・経験によって拡張しているということになる。つまり機械を自身の肉体の延長として操れるのはこの能力のおかげなのだろう。訓練された熊が自転車をこいで運転したり、猿がボールに乗って曲芸したり、犬がスケボーを操ったりしていることから分かるように人間だけが拡張できる能力ではないようだ。
 身体障害者の方もボディーイメージの延長する能力を使っている場合があるな。下半身不随の犬も車輪を利用したり、イルカの尾をゴムで代用しているというのもこれに当たるな。
 もう少し高度なものもあるな。機械の遠隔操作。ラジコンとかね。これもおそらくボディーイメージの延長になると思う。
 SF小説などにも具体的にはパッとは思いつかないけれど、この手のアイデアがたくさんあるよね。

 つらつら書いてみたが……わたしのボディーイメージエラーをひとつ。朝、洗顔していて小指が鼻の穴に突き刺さって鼻血を出した。
 優れているであろうボディーイメージは、小学生のころコマで遊んでいて習得したつばめがえしぐらいかな。それと、銭湯で脱衣するときにささっと細工することかな。ささっとなにをするのかは書けません。とほほ。

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