2014年7月24日木曜日

猫の争い

 モーモーとキーノ(WEBネーム。猫)は仲良しである。本当にしょっちゅう争いをしている。観ていて飽きない。
 観戦の醍醐味などを。猫の争いの面白いのは平面的ではなく立体的。つまり高低差のある縦横無尽な闘いなのである。
 争いの始まりはだいたいにおいてモーモー(雌。白黒)が仕掛ける。前脚、後ろ脚ともに突っ張って胴体を山型にして身体を大きくみせて変則的カニ歩きのような挑発の動作をして、サッと逃げる。この動作をみたキーノ(雄。キジトラ)が床面にへばり付くように姿勢を低くする。前脚の一方を床面から上げて、尻尾を左右に、お尻を左右に振って、モーモーに突撃するのだ。
 逃げるモーモーに追うキーノ。棚にジャンプしてさらにエアコン上に逃げるモーモー。エアコン上からカーテンレールに移動して棚に飛び降りる。棚から床に戻って風呂がまに、キーノが追いついたら入れ違いで風呂がまから逃げ出し、押入れに入り身を潜め、キーノが見失っている隙をうかがって棚へジャンプ。棚の上で床にいるキーノに再度の挑発姿勢をする。このような争いを繰り広げる。
 意外なのはモーモーの敏捷性だ。キーノよりも体格的には小さいのだが重量的には上回るポチャリ体型のモーモー。床から棚、棚からエアコン上の一連のコンボはまさに弾丸の如き神速なのだ。
 一方、キーノはというと争いに興奮すると尻尾が3倍ほど太くなる。ジャンプ能力ではモーモーを上回る。低い棚からカーテンレールに助走なしにジャンプする芸当はモーモーには不可能な技である。走行性能もキーノが上かな。
 警ドロでいうとモーモーが泥棒で、キーノが警官という役割だな。まあ、仲良く喧嘩しなというところ。ただ、夜中の2時とかにはやめて欲しいのだが……

 この仲の良い喧嘩をみて思い出すのは、わたしの子供時代の喧嘩である。小学6年で喧嘩を自発的に封印したのだが、封印するまではほぼ毎日喧嘩をしていたな。今から考えると会話というコミュニケーションより、喧嘩という肉体を使用したコミュニケーションのほうが得意(実は楽しんでいた)だったのだと思う。相手は迷惑だったろうけど。
 中学以降、現在至るまで喧嘩はしていない。まあ、それが普通なのだが。危険人物ではないです。念のため。


飼い猫の大脱走


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