2011年12月11日日曜日

目頭が熱くなる味覚の記憶

革ジャンのスルメいか加工をしたと先日書いたが、先日、スーパーに食材の買い出しに行くと、刺身用のスルメいかが売っていた。一杯98円。安い。購入。
 刺身も良いが、ひと手間掛けることにした。以前親父がイカの塩辛をよく作っていたのを思い出したから。親父は今年の半ばに遠いところに旅立ってしまったので、つくり方は聞くことが出来ない。
……ただ、一、二度なんとなく作っているところをぼんやり眺めていたことがある。味は舌が記憶している。
 イカを解体して、適当にぶった切る。タッパーに入れる。塩を適当に振りかける。味の素をこれまた適当に振りかけ、ワタを適当に入れて、最後に醤油を気持ち多めかける。これを混ぜて、冷蔵庫に入れておく、翌日には完成。賞味期限は5日ぐらいかな。








 翌朝の朝食にほかほかご飯とイカの塩辛。おいしい! 親父に味見をしてもらいたかったな。なんだか朝っぱらから目頭が熱くなってきやがった。塩辛で塩分補給しといて良かったぜ。親父の味を継承したことは、塩辛とビールを持って報告に行くから、待っててくれよ。
 それと、わたしのかわいいおとうとには逢えたのだろうか……今年もまたきみにメッセージを書くからね。きみにはプリンとバナナを持って行くよ。

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