背が高く、足も長く、イケメンなお客様がいらっしゃいます。本当に羨ましいかぎり。なのですが、服装が駄目ということらしい。“らしい”というのはわたしの意見では無く、他のお客様の見解なのです。
・イケメンなお客様をイケ氏とします。
・イケ氏の服装が駄目だとおっしゃるお客様をエヌ氏とします。
エヌ氏は高学歴高収入で、多趣味で、家庭持ちでお子さんが3人いて、リーダー的な方。非の打ちどころない好人物である。
このエヌ氏は面倒見もよく、会社の後輩を引き連れて旅行などによく行かれる。わたしの仲介でイケ氏と知り合う。面倒見のよいエヌ氏は一回り若いイケ氏を仲間内の旅行に誘う。で、エヌ氏とイケ氏はかれこれ3年ほどの付き合いになる。
先日、エヌ氏がいらっしゃり、イケ氏の服装が駄目だと言われた。何が駄目なのか聞いたところ、一週間ほど前にエヌ氏が企画した旅行にイケ氏も参加したそうで、他の参加者の女性陣の間でイケ氏の服装が話題になり、その話がエヌ氏にも伝えられたということらしい。女性陣もイケ氏と知り合って3年ということは一応書いておく。
イケ氏は背が高く、足も長く、イケメンであるということは事前にお伝えしたとおりであるが、前々からイケ氏の服装が気になっていたらしい。イケメンなのに勿体ないということのようである。
それで、イケ氏の改造計画が女性陣からあがったようで、どのような展開になるのか興味津々である。
まあ、ハッキリいうと羨ましいかぎりである。イケメンであるがゆえ服装にまで女性陣に話題にされ、改造計画まで立てられるのである。傍から見ればこれほど羨ましいことはない。
過去、現在にも無いし、未来にもわたしには起こりえない状況である。なんという疎外感。といことで羨ましがっても仕方が無い。“疎外漢”にわたしはなる。というか嫌でも“疎外漢”である。というかこういうことは誇らしくしないとならない。
改めてここに宣言する。わたしは“孤高の疎外漢”である。どうだ参ったか。わっはっは。こら、“孤独の”とか“孤立の”とか言うなよ……
0 件のコメント:
コメントを投稿