2009年4月4日土曜日

下準備2












 前回の続き。RGB信号を分配するために、今回はケーブルなどを製作した。
 分配器の端子がBNCなので、ケーブルもBNCケーブルを使用することにした。当初は片側をRGB21PINに加工して、BNC→RGB21PINの専用ケーブルにしようと考えていたが、いろいろ検討したすえに汎用化することにした。
 BNCケーブルはRCA変換プラグを使用すればコンポーネントケーブルとして流用可能だろうし、RGB21PINは、現在使用しているモニターが死んでしまったらそれまでなので汎用化の犠牲になってもらうことにした。

 BNCケーブルは6Mの中古品を入手していたのでこれを切って使用することにした。
 加工するBNCケーブルは、カナレ製(V4-3C)で、BNC端子(BCP-C3B)もカナレ製だったので、同じBNC圧着端子を使用した。
 RGB21PINコネクタを用意したら、BNCケーブル4本の束の太さが尋常じゃないことに愕然とした。これではどう頑張っても無理なので、ケーブルの被膜をストリップしてR,G,B,CSYNCの4本にしてRGB21PINコネクタに通すことにした。
 だけれども、R,G,B,CSYNCの4本だけしか通すことができない。スピーカーケーブルはどうするんだ! どうにかするんだ!
 スピーカーケーブルはその辺に転がっている適当なものを加工しようと思っていたが、奇特な方のブログを参考にさせていただき、カナレ製のケーブル、プラグを用意して自作してみることにした。
 RGB21PINコネクタにスピーカーケーブルをどうやって通すか? RGB21PINコネクタに穴を開ける! もう誰もわたしを止められないぜ! 
 ということで上の写真のような信じがたい、笑われること必至の自作品が完成しました。
 RGB21PINコネクタ内は酷い状態なのでお見せすることができません。
 BNCケーブルは同軸ケーブルなので、RGB21PINコネクタ内で直接ハンダ付けしても、ほんの少しの負荷が加わるだけで「プチッ」と線が切れてしまうので、細い線に繋ぎ換えています。
 電解コンデンサー、抵抗、YM,YS端子の処理、AVコントロール(+5V)はすべて省きました。無くても当方のモニター(KX29-HV3)では問題ありません。詳しくはここを読んでみてください。

 汎用化するにはどうしてもBNC-BNCの中継端子が必要になるが、カナレ製のBCJ-JRUという中継端子を加工して6連結にしてみた。このアイデアは奇特な方のブログをみて真似をした。4連結でもよかったし、5連結なら汎用性があるが、部材の調達の関係(10個頼んだら1個おまけしていただいた)で、5連結と6連結を製作してみた。音声ケーブルも一緒に連結すると格好がいいかなという単純な理由です。その接続方法は無いだろうと突っ込まれるかもしれませんが、細かいことは気にしない、気にしない。
追加部品など

・BNCリセプタクル CANARE BCJ-JRU
・ステンレス板
・13mmフォルソー(ドリルの一種)
・RGB21PINコネクタ


とある検証編(たいしたものではない)は後日……

※関連するコンテンツとある検証(たいしたものではない)~完結編~

関連するコンテンツ『PSone液晶ニター(SCPH-130)の画質調整(* OSD MODE *)への入り方   ~裏コマンド(大技林的ネタ)~』


SONY製LMD-9050でドラクエ7をRGB接続で遊ぶためのドラクエ7より楽しい電子工作

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