2014年12月26日金曜日

インソール入れちゃうよ派

『エンジニアブーツは愛でてよし、磨いてよし、履いてよし』 の続き
 先日入手したチペワの詳細を書き残しておこうと思う。

型番:02789 PT83
製造年:1993年11(11週目なのか11月なのかどちらかだろうな)
タグ:黒タグ
サイズ:US8E
ハイト:11インチ
色:黒
鉄芯:あり
ソール:ビブラム
ロゴ:サイドにインディアン
バックル:ローラーバックル

 こんな感じかな。

 ソールは少し減っているけれど、まだしばらく問題なさそう。ソール交換する時がきたらカスタムしてみたいと思っております。いろいろリサーチしていますが、専門用語がまだよく理解できません。

 履き心地ですが、若干ですが甲のフィット感がなく歩きづらいとしていた件は、ペダックのマスターインソールで改善しました?(※後述します) それとハイトが11インチでシャフトは割りと細めですが、脱ぎ履きは想像していたより容易な感じ。右足の脱ぎ履きはちょびっと時間が掛かる。これは右足のふくらはぎが左足よりやや太いため。これはシエテレグアスのサイレントウォーカー(新品時)を履くときに右足が時間が掛かったのでなんとなく気にはなっていたのだが、11インチハイトでシャフトが細いPT83で明確になった左右の足の違いかな。
 履き心地はインソール(ペダックのマスターインソールではなく、安いウレタン製のペラペラなインソール※後述します)で良くなった。なんというか、チペワのショートより履いた感じが軽く感じる。これは少し不思議ですねえ。

 エンジニアブーツのサイズ選びについて再度の補足。
 わたしのように扁平甲高さんにはワイズを優先しましょう。と、書きました。これは、一般にワイズサイズがD(またはE )なので、このサイズを優先した方が入手が容易になるという意味合いもあります。
 もちろん新品ならワイズを指定して注文すれば問題ないです。それでもなるべく安く入手できるならばそれに越したことはないですよね。と、わたしは思うのです。

 わたしの場合は、幸いにも、足長が24cmと成人男性の平均値より小さく、ワイズで合わせると平均値に近しいサイズになるので入手がより容易になるという損して得する変な足だったのです。
 それでもやはり限界があります。わたしを例にすると、わたしの足長は24cmですが大きくても足長サイズ27cmまでの靴になるのかなと思われます。
 実際には26,5cm以上の靴は持っていません。本来の足長サイズより2cm前後が限界かなあ。これは靴先が身体イメージより長いと歩いていてつまづきやすいという経験則からです。これはわたしがすり足で歩くというのもあるかな。

 足は十人十色なので、ワイズのDやEであわせたら12インチ(約30cm)を超えてしまう方には向かないですね。


※ペダックのマスターインソールの件。レッドウイングのレッドベッドとの比較で違いを書きます。

 以前入手したショートのチペワには、レッドウイングのレッドベッドというインソールを使用しています。これはブーツ初体験で足裏が痛くて仕方がなかったという経緯があります。で、レッドベッドのインプレです。履き心地がかなり変わります。足裏はスニーカーを履いているような感覚です。ただ、立体構造なので薄いとはいえ厚みがあります。ピッタリサイズのエンジニアブーツには不向きです。

 続いてペダックのマスターインソールについて。チペワにレッドウイングというのもなにか違うような気がして今回はペダックにしてみました。
 レッドベッドに似た立体構造でこれを選びました。似たような履き心地を期待したいたのですが……まるで別物でした。土踏まずのふくらみが大きく、足裏中央にもふくらみがもう一つあります。そして硬いです。PT83にインストールしたら……素のまま履いたより違和感があります。スニーカーのような履き心地を期待される方には向きませんね。わたしはまさにスニーカーのような履き心地を期待していたので……適当に選んでリサーチ不足でした。
 ですが、説明には疲れづらいとか書かれてますし、愛好されている方もおられるようなので評価は据え置きにします。しばらく履いてみないとよくわからないですからね。少しだけ歩いた感じは青竹踏みに似た感じです。

 エンジニアブーツにスニーカーのような履き心地(足裏)を求めるならレッドベッドかな。エンジニアブーツに“スニーカーのような履き心地”を求めるなよという意見もあるのは承知していますし、そもそもインソールは邪道だという頑固一徹さんも居られるでしょう。もっというならエンジニアブーツは遊びじゃないんだぜ! という厳しい意見もあるような気もします。そんな中でわたしはインソール入れちゃうよ派です。そんな派閥ないか。
 レッドベッドなどの立体構造インソールは厚みがあって無理な方には、安いウレタン製のペラペラなインソールでも履き心地はだいぶ改善されます。PT83に間に合わせでインストールしていたのですが割りと良かったです。
 スペンコというインソールも結構有名らしいですね。いつか試してみたいです。

※追記:ペダックのマスターインソールの件
 長い時間履いてみましたが、違和感は思ったほどなくこれはこれでありだなという感じです。

関連する投稿
地獄のエンジニアブーツ

『エンジニアブーツを磨こう!』

2014年12月23日火曜日

WEBの辺境で愚痴を叫ぶ小心者

 三年ほど前に嫌な仕事をした。それは他の店のトラブルをわたしが代わりに処理するというもの。望んでした仕事ではない。他店に泣き付かれて渋々行った。で、そのトラブルとはハッキリいうと悪質クレーマー絡み。
 その悪質クレーマーはわたしの地元に住んでいる。この件で周りに聴きこみ調査すると、悪い噂しかない。そのクレーマーをよく知る人物には「あいつとは関わるな」という忠告をされた。
 そんなこんなで忠告に従っていたのだが、年1回ぐらいでわたしのもとにやってきては無茶なことを要求される。そのたびに当たり障りなくかわしていたのだが……

   先日、奴から電話が。声を聞いただけでピンと来た。名乗らずに無理難題を押し付けようとされた。丁重にお断りしていたら……「めんどくせー客の相手はしたくねーってことか!」と電話越しに怒鳴られた。わたしは内心、ピンポーン、正解! よくわかってるじゃん。と思った。もちろんそんなことはおくびにも出さず丁重にお断りていたら、ガチャリと電話を切られました。

   本当に迷惑なんですよね。いくら仕事とはいえクレーマーに手を貸すことはしたくはありませんからね。三年前は他店が泣き付いてきて同情して他店の為に一肌脱いだのであって、クレーマーに手を貸したわけではないのです。そこのところを勘違いされても困るんですよね。

 今回は嫌なことがあってストレスが溜まったのでwebの辺境で吐き出してしまいます。ふー、少しスッキリしたかな。

2014年12月17日水曜日

エンジニアブーツは愛でてよし、磨いてよし、履いてよし

『地獄のエンジニアブーツ』というのを随分前に書いたが、これは適当に書捨てた感じだったのだが……当ブログのアクセス数を一番稼いでいたりする。
 とは言え当ブログ内の話であり、他所様からみればたいしたことないであろうことは重々承知しております。

 で、その“地獄のエンジニアブーツ”だったチペワは週一ペースで履き続けております。その後に入手したシエテレグアスのサイレントウォーカーも良く履いております。どちらも茶色の革なのですが、やはり定番の黒色のブーツも欲しいなあと思っておりました。
 某オークションでつらつらとWEB閲覧していましたら欲しくて堪らなくなっちゃったんですよ。WESCOのBOSSがね。でもわたしは貧乏なので新品は無理なのであります。中古品ならなんとかならなくもない金額で入手可能です。

 わたしの足のサイズは24cm。だけれども足幅があり甲高なのでスニーカーは26cmでジャストサイズ。前回入手したチペワのショートエンジニアは8,5インチ(26,5cmぐらい)で大き目を入手。ワイズはDでした。これでもあれやこれやしてもしばらくは馴染むまで難儀しました。シエテレグアスのサイレントウォーカーは8,5インチ(26,5cmぐらい)ワイズ広めでおそらくEだと思われます。馴染んで若干ブーツの中で足が遊ぶ感じです(靴紐を締めれば調整可能)。

 前述を踏まえて入手を目論んでいたのは、中古の“WESCOのBOSS”です。サイズは8インチ(26cmぐらい)ワイズはEです。中古なので革の伸びもあるだろうしワイズがEなら0,5インチ小さくてもOKかなという予測でした。
“WESCOのBOSS”はかなりメジャーらしいですね。新品のお値段は高めです。カスタムするとさらにお値段が増々です。わたしが入手を目論んでいたのはカスタムなしのスタンダードモデルだと思います。

 と、ここでうわなにをくぁwせdrftgyふじこlp……どういうわけだかチペワのPT83を入手していたんだ。な……何を言ってるのかわからねーと思うが……おれも何をされたのかわからなかった。
 なんというか、PT83が安く出品されてて、ボスも入札していて……PT83が思ったより高く……落札してしまい……ボスは今回諦めた……阿呆……お前はなんて阿呆なんだ……


 まあ、仕方ない。“WESCOのBOSS”はいつか入手するとして、今回は入手したPT83の紹介とからめてエンジニアブーツのサイズ選びについてちょろっと書きます。

 わたしの足(甲高)のサイズは、足長:24cm 足幅10,5cm 足囲:25cm位です。わたしの靴の適正サイズは24cmでワイズ3Eもしくは4Eですね。ちなみに足囲の測る位置を甲寄りに測ると28cm位あります。参考にしたのはここ。靴下を履いて測りました。
 わたしの場合一般に売られているスニカーだと26cmくらいが調度良いです。

 以前入手したチペワのエンジニアは8,5インチ(26,5cm)でワイズはDです。インナーにはレッドウイングのレッドベッド使用。甲がキツくてしばらく格闘しました。今はだいぶ馴染みましたが長時間6時間以上履いていると鈍い痛みがあります。
 シエテレグアスのサイレントウォーカーは8,5インチ(26,5cmぐらい)ワイズ広めでおそらくEだと思われます。インナーは入れていません。靴紐は緩めで履いています。若干ブーツの中で足が遊ぶ感じです。それでも歩きづらいということはなく長時間履いてもまったく問題ありません。
 一番わたしの足サイズに適合している靴はUSMCのスニーカーのようなブーツです。サイズは25cmでワイズはおそらく2Eのもの。インナーは入れていません。靴紐はキツ目に締めています。長時間履いても問題なし。重量がなく軽いです。わたし的にはすごく良い感じですが、他人から見ると小さくみえるようで「なにそのちっさい靴」と言われたことがあります。つまり見た目がアンバランスだったのでしょうね。

 わたしの足は扁平甲高なので参考にはならないと思いますが、扁平甲高な方の場合には足長ではなく足囲を合わせてエンジニアブーツを選んだ方がいいかもしれません。わたしの場合なら8インチ(26cm)でワイズE。8,5インチ(26,5cm)でワイズE。9インチ(27cm)でワイズD。

 上述を踏まえ入手したのがチペワPT83エンジニアです。思ったより高く落札してしまったと書きましたが、いろいろリサーチしてみると実際には幾分か安く入手できたと思われます。PT83は1983~1990年製になると思うので(※追記製造年は、1993年の02789でした)、経年劣化および履くことによるダメージがあるのがあたりまえです。そういった点をみても入手したPT83はとても状態がよいものでした。というか、わたしが以前手に入れた新品に近いチペワの方がつま先の傷が多いくらいです。前オーナー様が大切にしていたということだけあって良い状態です。大切に履いていきます。
 ちなみに入手したチペワの写真は 『エンジニアブーツを磨こう!』 にあります。
  前オーナー様はハーレー乗りだったようで、左足がシフトチェンジで良い感じにシワが入っています。これでわたしも「(この靴は)以前ハーレーに乗っていたんだぜ?」という嘘を吹かせることができます。うふふ。カブにでも乗ろうかしら。

  サイズは8インチ(26cmぐらい)ワイズはEです。ハイトは11インチ(高さ)。中古なので革の伸びもあることだろうしということでこのサイズにしてみました。サイズ感は良い感じです。甲の圧迫感がまるでありません。

・以前入手したチペワのエンジニア:8,5インチ(およそ26,5cm) ワイズD(246mm)
・今回入手したPT83: 8インチ(およそ 26cm) ワイズE(249mm)

 ワイズの差は3mmです。わずか3mmですがまるで別物です。8,5インチの方にはレッドベッドのインナーを追加していますので、甲の圧迫が増していますが。インナーを入れたのは甲の痛みももちろんのことですが、足裏が痛くて仕方がなく入れました。現在は甲の革も馴染みだいぶ楽になっています。
 一方、今回入手したPT83は甲の圧迫がありません。ワイズの3mmの差と履き慣らされた馴染みによりどちらかというとわずかに足が靴の中で遊ぶ感じです。

 歩きやすさは8,5インチの方に軍配が上がります。PT83は甲がわずかに遊んでいるので気持ちあるきづらいです。これはインナーで対処できる範囲です。インナーをいれたらこれは解消されると思います。
 つまり、エンジニアブーツは足長が大き目でも、踵が多少遊んでいてもそれほど問題なくて、甲がフィットしている方が良いと、わたしは、思います。これは、私感です。

 それと誤解なきように書きますが、ワイズのDとかEというのはあくまでも一般的な参考数値でしかなく靴のメーカーや製造時期により異なると思いますし、新品であるか中古であるかのかということによる違いもあると思います。もっというなら同じサイズ、同じワイズで同じ製造ロットであろうとも差異はあると思います。ですので、本音を言えば試着することが最善の方法であるということです。特にエンジニアブーツはベルトはあるものの調整範囲はごくわずかで(締めることは可能)すので、ワイズのサイズ感が最重要ポイントで、これが自身の足サイズからズレていると歩きづらくなると思います。
 
 エンジニアブーツ選びの前提は何よりまず試着をお勧めします。足は午後になると少々むくむらしいので午後の試着が良いようです。それも20分ぐらいは履いて歩くと良いらしいですね。
 それからインナーを入れるか入れないかというのも考慮したほうが良いでしょう。それと靴下かな。厚手のものを履く可能性も考慮したほうが良いでしょうね。
 革は履きこんでゆくと伸びるというのも考慮すべきです。最初から指先が当たって痛いのは改善できないと思われるので気をつけましょう。甲がフィットしていれば踵が多少遊ぶのは支障ないと思います(私感)。甲の革は履きこんでゆくと伸びます。これにも考慮すべきです。
 あとは個人の好みの問題で大き目を選ぶもよし、キツ目で馴染ませるのもよしですね。ただ後者は履く頻度にもよりますが、数ヶ月の格闘が必要だと思われます。前者はインナーとか靴下である程度調整できますね。
 あとは本職の靴屋さんにアドバイスしてもらうのが一番でしょうね。


 わたしのように靴屋さんに行かないでどうにかしたいなら、ご自身の足を実測して情報を収集して推測による入手ですね。
 自分用の適合を表にしておこうかな。







 こうするとよく理解るな。うん。やはり適当にエンジニアブーツを買うと地獄をみるな。
 今更ながら以前入手したチペワのエンジニアブーツがなぜ地獄だったか把握しました。ワイズがEだったら調度良い感じだったのかも。
 これもあくまでも目安にしかならないのは言わずもがな。ただある程度の指針にはなるかな。こんな風に自分専用の表を作っておくのもいいかもしれません。

 今回のPT83の入手は大成功でした。失敗から学ぶところが大きかったです。とりあえず安いインナーを入れてみたらサイズ感バッチリになりました。後ほどペダックマスターインソールを入手してみようと思っています。
 まあそれはともかく、WESCOのBOSSほしいなあ。

※写真はそのうちに撮ってアップします。



つづきを書いてみました。
『インソール入れちゃうよ派』

『エンジニアブーツを磨こう!』