2012年1月19日木曜日

ポージングと会話で錬金

銀河ヒッチハイクガイドという小説が好きだったりするわけなのですが、映画も好きだったりします。マーヴィンの鬱ぶりも好きで、マーヴィンのフィギュアが欲しいなあ。と、検索したりしていたのです。だけれども、映画公開から数年経っているので入手は難しそう。
 画像検索で我慢するか。と、検索していたら、白い女性型ロボが検索に引っかかりました。こういうのに興味はなかったけれど、ちょっとだけそのページを覗いてみると……ニコニコ動画が貼り付けてありました。ファイアボール全13話。
 ファイアボール? 聞いたこともない。とりあえず再生……白い女性型ロボのCGアニメ。一話目で引き込まれました。だって、一話目が銀河ヒッチハイクネタなんですもん。アニメは観ないという意思を曲げざるを得ない。観たら……これは傑作だと思いましたね。ディズニーの作品だけれども日本製。
やはり、日本のアニメは面白いんだな。

 ちょっとだけ分析めいたものを書いてみる。
・一話が2分未満。
・CGだけれども、動きが少ない。
・会話とキャラクターのポージングが肝である。

 これだけで面白いアニメを作ることができることに感心した。あえて制約を設けている感じ。例えるなら4コマ漫画。無機質で表情のないロボットに命を吹き込む錬金術だね。これをポージングと会話だけで成し遂げることに素直に驚いた。
 これ、4年前の作品なんだね。まったく全然これっぽちも1mmも知らなかった自分にも驚いた。

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