わたしの好きなTV番組は“世界ふれあい街歩き”です。
のんびり歩くカメラワークが好き。途中から観ても問題ないところも気に入っているところ。
わたしなりの“世界ふれあい街歩き”の楽しみ方は、なんといっても“既視感”です。といっても海外旅行は会社の慰安旅行で台湾に行ったことがあるだけなので、過去の旅行の記憶の既視感のことではありません。前世の記憶というオカルト的な既視感でもありません。
“世界ふれあい街歩き”って再放送を何度もするじゃありませんか。この既視感です。
番組途中で観はじめることもありますし、途中でお風呂にしてしまうこともあります。旅行のための情報収集なんていう観かたもしていません。ただ、ぼんやり眺めているような観かたなんですよ、基本的に。
なので、再放送なのに再放送と気が付くまでに妙な既視感がある場合が多いわけです。
ということで最近は再放送なんじゃないか? という勘繰りをしながら観ているんですよ。この角を曲がると猫が歩いていて、猫の後をついていくと猫を見失うシーンじゃなかったけ? とか、この迷路みたいな街は、たしか、カタツムリを煮た露店で学生がカタツムリを食べていたようなシーンがあった気がする。とか、この露店が並ぶところは、えーと、パンのようなお菓子を作って売っていたんだけど、日本の漫画のキャラクターに非常に似ていて、カメラはそのお菓子を映さないようなアングルで店主と話している、あのシーンがそろそろ来る気がしてならない。などという記憶ゲーム的な楽しみ方をしています。
昨夜の放送はロンドンだったんですが、中盤で既視感がして必死に次のシーンを思い出そうとしていましたが、既視感だけでひとつも的中しませんでした。再放送には間違いないと思うんだけど。
切り裂きジャックのことをちょっとだけ取り上げていた。そういえば、未読の小説で、切り裂きジャックを扱ったものがあったなあ。
著者は服部まゆみ氏。タイトルは『一八八八 切り裂きジャック』随分長いこと積んでいるよな。読んでみるか。『罪深き緑の夏』も同氏の作品で、すごく昔に読んでいて面白かった印象があるな。内容は完全に忘れているが、“ドラクエⅢ”が作中に出てきて、ラーミアがどうのこうのというシーンがあったような。『時のアラベスク』の方だったけ?
どちらの作品も塚から発掘しなければならないけれど、発掘したら読んでみよう。『罪深き緑の夏』は久しぶりの再読になるので既視感ゲームが楽しめるかもしれない。
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