私の大好きな作家、ドナルド・E・ウェストレイク氏が去年の暮れに亡くなられた……
私が中学生の頃に古本屋で発掘した「強盗プロフェッショナル」が出会いになる。ボロボロの古本で五十円だったのをいまだに憶えている。その当時は既に亡くなられている作家だと思い込んでいた。
その後に失礼な物言いだが、「まだ生きていたんだ」と思ったのは内緒だ。最近では同時代に生きているというのは、この上ない幸福という思いが大きかったのだが。
あと十年は現役で新作を届けてもらえるかなあ、と思っていただけにショックなニュースである。
本の愉しみを教えてくれたドナルド・E・ウェストレイク氏に感謝し、ご冥福をお祈りします。
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