とにかく暇だったので食材を仕入れたついでに本屋に寄った。分厚い本を探す。
「バットタイム・ブルース」を手に取って、あらすじを読んだ。駄目警官の話らしい。分厚いしこれをレジに持っていった。
帰宅して2匹の猫に餌を用意して、自分の夕飯をつくり食べ終える。風呂は済ませているので、猫のケアをする。ケアはウエットティッシュで目、鼻を拭き、綿棒で鼻の穴を掃除して、綿棒にウエットティッシュをクルリと巻いて耳掃除をする。それからあごをコールドクリームで掃除する。それが終わったら歯磨きをして、足をウエットティッシュで拭き、お尻もウエットティッシュで拭く。ついでに自分の耳掃除をする。
これが終わったら5分くらいパラシュートコードで猫と遊び、寝る準備をする。1匹の猫を寝袋の足元に入れ、もう1匹を右わき腹に招き入れる。さらに布団を掛けてモゾモゾしながらいい塩梅のポジションにして寝る準備が整った。
早速、「バットタイム・ブルース」を読み始める。出足から主人公の中年警官ニックの破滅シーンから始まる。金が尽きて自己破産状態で住むところもない。
警察署に戻って、ある金持ちが行方不明との一報。大人の行方不明は優先順位が低く、捜査には誰も行かない。金の匂いがしたニックは金持ちの邸宅に向かう。
あろうことかニックはそこで金持ちの邸宅で寝泊まり、飲食、プールで泳ぎ、衣類を勝手に着服。ベットサイドのテーブルに置いてあった財布までポケットに仕舞い込む始末。
数日後に腐敗臭に気づき隠し部屋から自殺であろう金持ちの遺体を発見する。ここから物語が加速していく。ニックは金持ちの残り資産をどうにかして自分のものにして海外に逃亡する計画を立てる。そうすると金持ちのことをより深く知る必要があり、そこからニックは訳のわからない事件に巻き込まれていく。
事件の真相に迫ることが金を手に入れることになり、ニックはどんどんスタンドプレイを加速させることになる。そして真相は? 金は? 終焉に向かってニックは暴走する。
というお話でした。とても面白かったです。作者の処女作ということですが、一級のエンターテナーであり、エンターテーメントだと思います。
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