2008年10月15日水曜日
ブログに書くネタがない。三つほど仕込んではいるが、確認しなければならないことがいくつかあるので、完成していない。
どれも簡単に確認できることなのだが、面倒になってしまっている。
面倒でSFM投稿用ネタもいまだに投稿していない。
『ヒューゴー・ウィナーズ世界SF傑作選7』アイザック・アシモフ編を再読してみた。感想のようなもの。
「世界の合言葉は森」アシュラ・K・ル・グィン
舞台はニュータヒチという地球型惑星。
原生種族はクリーチャーと呼ばれるアスシー人。地球からやってきた人間が、クリーチャーを使役して豊かな森を伐採し、材木を地球に輸出する。
穏やかな森の人であったアスシー人は、人間のあまりにも酷い暴掠に反旗を翻す。
おおまかなあらすじはこんな感じ。SFらしいデバイスといえばアンシブルとう超高速通信装置ぐらい。
この材料で、西の善き魔女と呼ばれているアシュラ・K・ル・グィンが紡ぎだした物語。“いわく言い難い読後感のある物語だ”。これでは感想にならないなあ。感想は苦手。
「死の鳥」ハーラン・エリスン
地球の最期を見届ける、人類最後の男の話。簡単なあらすじはこんな感じ。
短編の中に副読本がある変則的な構成。読者にいくつもの質問がありますが、わたしには一つも答えることができない。
こじつけのようになるが、SFMに投稿しようとしているネタは、期せずして副読本の質問の回答のようなものになっている。採点されるとしたら間違いなく0点だろうが。
「オメラスから歩み去る人々」アシュラ・K・ル・グィン
これを読んだ心理状態により自分が“オメラスから歩み去る人々”になるのか、ならないか、またはそのどちらも選べない心理凍結状態になる。試金石のような寓話的短編。
どの短編も三十年以上前の作品だが、いま読んでも色あせない魅力がある。
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