2009年6月26日金曜日

だれも描には気づかない








 仕事場の隅にある朽ちたバン(商用車)で野良猫が子育てしているのを最近になって気づいた。
 数回ほど授乳をしているのを確認しているからか、逃げないが、野良で警戒心が強い上に子育て中であるから三白眼(昼間なのでよけいに)で相当に恐ろしい。写真でもそれが分かると思います。
 仔猫は四匹もいます。子育て放棄はしていない様子なので、基本的には干渉しないつもりです。
 下の写真は四匹の仔猫のうちで一番好奇心がある個体だが、五十センチ以上は近くには寄ってこない。やはり飼い猫とは違う。私には動物を飼う資格がないと自覚しているので、下手に手なずけて飼い猫化させることはしないほうが良いだろう。ただ気にはなるので日々観察している。







 先日のことである。黒ブチの仔猫が何かを抱きながら一心不乱に齧りついている。一体何を齧っているのか観察してみると、寸胴で全長十三センチほどで黒っぽい色をしていて、生白い人間の手のようなものが付いている……そうです、モグラを齧っていたのです。モグラを狩るなんて親猫は熟練のハンターなのだろう。